図のように、信頼できる息子さんなどと信託契約を結んでおくことで、父親は元気なうちから財産の管理を息子さんに任せることができ、安心した老後を過ごすことができます。
そして、父親が将来認知症になったとしても、息子はそのまま管理を続けることができ、必要であれば実家を売却して父親の介護費用に充てたり、賃貸に出すという選択肢が増えるため、息子さんも安心です。
認知症を発症する高齢者の数は年々増加し、近い将来、65歳以上の5人に1人が認知症になると予測されています。
誰もが、「自分は認知症にならない」と言い切ることはできないこの現状を踏まえ、ご自身がこの先認知症を患ったときにご家族が困らないだろうか、とぜひお元気なうちに考える機会をもっていただきたいと思います。